コロンビア大学医学部・公衆衛生大学院シンポジウム｢GIS 3.0: 地理空間的インテリジェンス、社会データと公衆衛生防災の未来｣　福田充（コロンビア大学)



The National Center for Disaster Preparedness, Mailman School of Public Health, Columbia University.
Conference: Geospatial Intelligence, Social Data, and the Future of Public Health Preparedness and Response.

Date: November 21, 2009 from 8:30 am to 4:00 pm EST
Location: Low Library Rotunda, Columbia University.
535 West 116th Street
New York, NY 10027

GIS(Geographical Information System)とは、地理情報システムのことですが、このGISはアメリカでも、日本でも
進化を遂げ、さまざまな社会活動に活用されています。
このGISが災害対策や公衆衛生にどのように活用されるかを考察ための国際会議が、コロンビア大学ローライブラリーで
開催されました。朝から夕方まで、十数吊の報告者が発表、パネリストとして登壇した大イベントでした。
災害疾病対策企業InSTEDDのCEO、エリック・ラスムッセン氏は、自社の災害貢献や最新システムを紹介しました。
GeoChatや、Mesh4X、Riff、EISなど具体的な事例が紹介されました。
①これまでの自然データ・システムGISに、利用者のコミュニカティブな機能を追加していくことで、災害対策の
意志決定を支援するためのアプローチと、その新システムが提唱されました。

コロンビア大学のコンピュータ科学者のトニー・ジェバラ准教授は、もともと利用されている民間システムの、
FacebookなどSNSサービスに、GIS的機能を持たせることによって、さらに進化したコミュニケーションを提唱しました。
つまり、②従来のコミュニカティブなシステムに、地理情報GIS機能を追加していくアプローチの提唱です。

この①の方向性は政府や自治体が公的サービスとして追求していこうとしているベクトルで、
②の方向性は民間企業やNPOなどが追求していこうとしているベクトルで、それぞれ方向性は逆ですが、
要するに、「GISにコミュニケーション機能を強化｣していこうとすることが共通点です。
つまり、「GIS 3.0｣とは、GISのコミュニケーション機能を強化するアプローチで、それが現在のGISの進化の
主流となっています。


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ロウライブラリーでGIS3.0会議が開催されました。 公衆衛生学のアーウィン・レドレナー教授。
InSTEDDのCEO、エリック・ラスムッセン氏。 コンピューター科学のトニー・ジェバラ准教授。
作家のスティーブン・ジョンソン氏は都市公衆衛生と空気汚染から地図の問題を考察。 ニューヨーク市のエリック・ゴランソン氏。
ニューヨーク市のパネル報告。 コロンビア大学ロウライブラリー。

GIS 1.0 may be characterized as the development of the technological backbone for mapping.
GIS 2.0 incorporates user interactions directly into these mapping platforms.
This conference will explore GIS 3.0, in which a great range of social and geographic data
can be employed in novel ways.
Public health agencies make decisions that have far reaching consequences, and geography affects
these decisions on a daily basis. Geographic information systems (GIS) are powerful digital tools
that can enable staff to visualize spatial information in new ways, so that they can become better
problem solvers, particularly in the areas of disaster preparedness and response.

Sessions will focus on (1) the emerging uses of geospatial intelligence and social data (2)
frontiers of public health GIS practice with technologies being used or developed for public health
preparedness and response, and (3) a capstone session which ties together these conceptual and technical
themes. This one-day conference will be held at Columbia University's historic Low Library Rotunda.
Registration is free. This conference is supported by the CDC's Center for Public Health Preparedness
grant to Columbia University's National Center for Disaster Preparedness.


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○2008年12月よりカウンター設置。