US AIRWAYS機事故 現地調査(平成21年1月) 福田充(日本大学法学部)


 2009年1月15日ニューヨークで、US AIRWAYS機がハドソン川に上時着し、乗客乗員全員無事保護されました。
 ニューヨークのラガーディア空港を離陸後すぐに鳥の大群と接触、両エンジンを故障したため空港へのアクセスを
 断念、ワシントンブリッジを超低空飛行で越え、ハドソン川に着水するというパイロットの離れ業により150人超の
 乗客乗員が全員無事保護されました。機長の危機管理能力は「ハドソン川の奇跡」と呼ばれています。
 機体は翌日バッテリーパークまで曳航され、機体引き上げ、回収、調査に移り、着水現場に残されたエンジンも
 捜索中です。この段階で1月17日、バッテリーパークの引き上げ作業と、ハドソン川上時着現場で現地調査を行い
 ました。現場には、ニューヨーク市警(NYPD)やニューヨーク消防庁(DPNY)、アメリカ赤十字、OEMなど災害対策の
 ファーストレスポンダーが集結し、現場でのオペレーション、警戒線の設定、メディア対応など、アメリカの作法が
 学べました。NBCやCBS、地元ニュースチャンネルのNY1など、テレビ局やジャーナリストも多く、報道合戦が繰り
 広げられていましたが、災害時における取材活動コントロールのあり方にも学ぶべき点が多くありました。
 その写真を以下に紹介します。

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バッテリーパークの作業現場から見える機体の一部 大型クレーンにより機体を引き上げる
氷点下のハドソン川には氷が張っている US COAST GUARD隊員が出動する
ハドソン川からのぞいている機体を このクレーンで引き上げる
テレビ各局のカメラとレポーターが待機する NBC放送の取材用中継車輌
上時着した現場付近のハドソン川は船の交通量が多い 現場は空母INTERPID博物館のすぐそばだった
US AIRWAYS事故機と奇跡的に救出される乗客 テレビ放送で説明されるハドソン川の事故現場地点





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アクセスカウンター
アクセスカウンター
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○2008年12月よりカウンター設置。